2014年10月19日日曜日

Kobe.R #10 MS Excelの最新データ分析機能

Kobe.R #10を開催しました。
URL: http://kobexr.doorkeeper.jp/events/15060
日時: 2014/10/4 Sat. 10:00-12:00
場所: 三ノ宮駅周辺

Kobe.Rは関西で毎月定期的に開催している、統計用プログラミング言語 R の勉強会です.

この日最後の発表は、マイクロソフトのオフィスソフトが提供するデータ分析環境について紹介していただきました。その中でも特にPower BI for Office365によって拡張されるExcelの強力な分析機能 PowerPivot と、 PowerMap による可視化をデモをまじえて解説していただきました。


Power BI for Office 365

使い慣れたExcelをベースに、データ分析できる環境です。Excelに検索、分析や可視化の機能を追加してくれます。
- Power Query 社内の情報も社外の情報も検索し、アクセスして変換する
- Power Pivot 簡単にデータをモデル化し、インメモリで素早く分析
- Power View 簡単操作でインタラクティブにデータを可視化
- Power Map 地理的情報、時間的情報を地図上にプロットし 3D でアニメーション表現

「ビジネスの主役である現場の社員が自らデータ分析することが成功の鍵である」というコンセプトです。試用版も提供されています。
http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/business/powerbi/default.aspx

Power Pivotのデモ

まずはデータを取り込むところからです。取り込めるデータソースは様々ありまして、SQLサーバー、Access、Oracleから、SharePoint、Hadoopなどいろいろ選べます。面白いことにFacebookからもデータを取ってくることができます。友達の一覧や、どの記事に「いいね!」を押したかがExcelのワークシートにずらずら出てくる様子にはショックを受けました。

取り込んだデータは自由自在にクロス集計できます。軸をドラッグ&ドロップで入れ替え放題です。Excelはこれが本当に便利ですね。

Power Mapのデモ

ECサイトの売上データにある住所を日本地図にプロットするデモを披露していただきました。
発表者がExcelをちょいちょいと操作すると、あっというまに地図が表示される様子に、会場からどよめきが起こります。なんという強力なツールでしょうか。私も使ってみたくなりました。


正直に言いますと私は住所という情報を扱うのが苦手です。データに住所が含まれていても基本的には無視しています。住所別に集計してみようなどということは無意識に避けてきました。しかし、Power Mapならできそうだ。そう思わせてくれる大変興味深い発表でした。



全ての発表が終わり、この後みんなでお昼ご飯を食べにいきました。

次回 Kobe.R #12
日時: 10/26(土)10:00-12:00
場所: 大阪市立 福島区民センター 302号室
http://kobexr.doorkeeper.jp/events/16101

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